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Zoho CRMとBookingsだけで予約システム(セミナー予約・ツアー予約・オフィス予約・個別ジム・スパ・サロン予約・備品・会議室管理・その他予約)をノーコードで構築する方法。

Zoho CRM

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bookings

Zohoで予約システムを構築する方法

皆様、ご無沙汰しております。随分、更新が遅れてしまいました。
管理人のヒガシヤマでございます。

弊社はITソリューション事業に加えて、店舗系のビジネスもガッツリやっているため、コロナ禍の影響を真正面から受けております。。2021年は収益も半減してしまったため、別事業を検討しております。

そこで、予約管理システムをZohoでサクッと構築できないかと色々、検討していたのですが、どうやらこの方法がかなりシンプルにできると思い今回、ブログとして書かせていただきました。

CRMをお使いの方は、所要時間50分で予約システムが構築できます。

ノーコードで作れます。

なんか凝ったことをやろうと思うとすぐ、Zohoクリエーターでスクリプト(Deluge Script)を触りがちなのですが、Zohoは本当に素晴らしく、面倒な作業は必要なさそうです。

今回はDeluge Scriptが不要のノーコードとなります。

過去に導入構築案件として、「セミナー予約」や、「旅行ツアー予約」の案件で仕様書(CRMとクリエーター)を作成したのですが、
小規模ならこの方法でスッキリ作れそうです(しかもノーコードで)。

今回は、Zoho CRMと Bookingsをシンプルに連携させるだけです。
Zoho BookingsはZohoジャパンはサポートしていないため、あまり馴染みがなかったのですが、使い始めると、シンプルで使いやすいのです。ただ仕様的には、少しクセがあるように見受けます。ひとつひとつ丁寧に解説していきたいと思います。

まずはライセンスとプランについて

必要となるライセンスは、Zoho CRMBookings(ブッキングス)の2つのライセンスが必要となります。因みに、Zohoにはよく似た名前の会計ソフト「Books」というものがあります。今回は「Bookings」となります。

ZohoにはBooks(会計システム)とBookings(予約システム)があるが、今回使うのは「Bookings」。

今回利用するZohoのライセンスとプラン

Zohoライセンス プラン名
Zoho CRM エンタープライズ以上
Zoho Bookings ベーシック以上
Zoho One 全従業員の料金、柔軟なユーザーの料金(どちらでもOKです)
Zoho OneはZohoの45種類上のアプリケーションを利用できるスィートライセンスです。料金は、45種類以上のアプリケーションを使えるにもかかわらず、わずか1ユーザーあたりZoho CRMと同じ4200円/月〜です。詳細がわからない方は、是非こちらの記事も参考にしてください。

ライセンスの購入はこちら

弊社代理店からライセンスの購入も可能です。

Zoho CRMライセンス購入はこちら

Zoho Bookingsライセンス購入はこちら

Zoho ONEライセンス購入はこちら

ライセンスについてご不明な方は、お気軽にこちらにご連絡ください。

本サイト以外から「sign in」すると、こちらでは把握できないのでご注意ください。上記のURLは弊社の代理店コードが含まれています。

Zoho Bookingsの基本設定

Zoho Bookingsの基本設定は、右上のギアアイコン(設定)から実施していきます。
以下の手順となります。

  • 「一般」で基本となるビジネス情報の設定
  • 「場所」で予約システムの詳細を設定
  • 「スペース」で「個別」「グループ」「設備・備品」の設定
  • 「スタッフ」の設定
  • 「支払い」と「その他」の設定

bookings_general

クリックで画像が拡大します。

「一般」で基本となるビジネス情報の設定

ビジネスの名前、メールや電話、言語や通貨など、基本となる設定となります。営業時間の設定を行うことで、営業内での予約が可能となります。
予約ページのURLでは、カスマイズや、独自ドメインも認証できますが、今回はこちらの詳細は省かせていただきます。
あとは通知の設定となります。これは内部での通知を管理するものとなります。

「場所」で予約システムの詳細を設定

「場所」は、Bookingsのプランによって、管理できるワークスペース数が異なります。ベーシックだと、ワークスペースは1つですが、プレミアムだとワークスペースは3つとなります。Zoho Oneでもワークスペースは3つ作成することができます。

ここでの設定で重要になるのは、「スペース」の作成となります。
スペースには大きく分けて3種類あります。

スペース種類 内容 主な利用方法 仕様の特徴
個別 1個人に対して時間を割り当てるタイプ。 スパやサロンなど 担当者を紐付けることができる。
グループ 指定した時間に対して複数(定員)を設けるタイプ セミナーやイベント、旅行ツアーなど 定員を設定することができる。
設備・備品 備品の管理 会社の備品、車、会議室など 設備・備品名を登録することができる。

「個別」のスペース

bookings_personal

「グループ」のスペース

bookings_groups

「設備・備品」のスペース

bookings_resources

このスペースで重要になるのが、通知の設定や、登録フォームとなります。通知の設定は、社内と顧客にカスタマイズのメールを送る事ができます。
メール文章のカスタマイズ方法は後述させていただきます。

登録フォームですが、初期設定だと英語になっていますが、こちらも日本語に書き換えが可能です。Zoho Bookingsは基本ローカライズに対応していますが、一部英語が残っている部分があります。
それと同様なのが、「予約ページのテーマ」となります。そこには4種類のテンプレートがありますが、初期値はどれも英語です。そのため、「ページの項目」は日本語に書き直すことをおすすめします。

予約ページテーマの設定とローカライズ

bookings_localize

登録フォームの設定とローカライズ

bookings_fields

「ポリシー&設定」により、利用規約のオンオフ、予約時間の間隔、キャンセル可能な日にちや時間などの設定も可能です。

ポリシー設定

bookings_localize3

次はZoho CRMとの連携方法についてまとめていきます。