自分を失った気がする。
そう感じたのは、いつからだっただろう。
誰かの期待に応え続けて、
空気を読んで、波風を立てないようにして、
「いいね」って言われるように振る舞って。
気づいたら、
“自分の声”が、聞こえなくなっていた。
どれが本音で、どれが建前かも、わからない。
笑ってるけど、本当は疲れてる。
優しくしてるけど、本当は泣きたかった。
でも、
そんな“ズレ”を自分で感じられるうちは、まだ大丈夫なんだと思う。
ほんとうに怖いのは──
「違和感すら感じなくなる」こと。
だから、
この問いを、今ここに置いておこう。
「“自分”を失くしたのは、いつだった?」