「顧客ポータル」のサービス別(Zoho CRM・クリエーター・インボイス)のメリット・デメリット解説。
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Zohoクリエーターにおける顧客ポータル
Zoho Oneユーザーが、Zohoクリエーターで顧客ポータルを利用するとなると、まずユーザー数に制限にかかる。Zohoクリエーターの顧客ポータルの初期値でのユーザー数は「3」のみ。因みにZoho CRMのユーザーは、3000ユーザーで1ポータルのみ(ポータルに関するライセンス詳細はこちら)。Zoho Oneは、Zohoクリエーターの追加ユーザー(500ユーザー)で月18000円がかかる。
レポート一覧の対策について
前回の記事(「【自分メモ】自社サービス利用で、Zohoクリエーターで生徒管理(補講管理)を作ってみた。やっぱりZohoクリエーターは素晴らしかった。」)で、顧客ポータルを導入しようとすると、Zohoクリエーターのレポート(レコード一覧)のフィルター処理において、管理者も同様に顧客のフィルター処理され、一覧が見れないというのに戸惑った。
メールアドレス項目名 == zoho.loginuserid
要するに、「顧客ポータル」のユーザーがログインすると、メールアドレスの項目に上記のスクリプトを記載しておくと、顧客ポータルにログインしたユーザーのメールアドレスのみを自動でフィルター処理をしてくれる便利機能である。これは、ログインしたユーザーが、自分以外のレコードしか見れないようにするフィルター機能だが、この設定をすると、管理者(アプリケーション作成者)もフィルター対象となってしまう。
因みに、Zoho CRMには上記のような設定をしなくても、自動的に顧客のメールアドレスのみに自動でフィルター処理がなされる。
前回はここで止まってしまったが、今回はその続きを記載してみたいと思う。
隠し項目で管理者のメールをレコード内に持ち、「OR」の条件追加する。
今回、上記を解決した方法として、隠し項目(メール)として、管理者のメールアドレスを初期値で全てのレコードに仕込んだ。
「初期値」と書かれている所に、管理者のメールアドレスを入力しておけば、レコードが作成される度、管理者のレコードが自動で入力されている。それを隠し項目としてhiddenで処理をした。
そのフォームでの処理が終わった後、「OR」でつなげれば管理者はいつでも一覧ページを確認することができる。
Zohoクリエーターの顧客ポータルのまとめ
Zohoクリエーターは顧客ポータルのみでなく、全体的にカスタマイズの応用範囲が広い。そのため、自由に顧客に対して編集などの権限がつけられる反面、機能を追加しようとなると非常に煩雑になりやすい側面がある。そのため、顧客ポータルのメンテナンスにおけるコストは、Zoho CRMより多くかかる傾向にある。