1. TOP
  2. 有料ページ
  3. 「顧客ポータル」のサービス別(Zoho CRM・クリエーター・インボイス)のメリット・デメリット解説。

「顧客ポータル」のサービス別(Zoho CRM・クリエーター・インボイス)のメリット・デメリット解説。

|

Zohoクリエーターにおける顧客ポータル

Zoho Oneユーザーが、Zohoクリエーターで顧客ポータルを利用するとなると、まずユーザー数に制限にかかる。Zohoクリエーターの顧客ポータルの初期値でのユーザー数は「3」のみ。因みにZoho CRMのユーザーは、3000ユーザーで1ポータルのみ(ポータルに関するライセンス詳細はこちら)。Zoho Oneは、Zohoクリエーターの追加ユーザー(500ユーザー)で月18000円がかかる。

Zohoクリエーターの顧客ポータルのユーザー数は、3ユーザーのみ。それ以上は追加ライセンスを購入。

レポート一覧の対策について

前回の記事(「【自分メモ】自社サービス利用で、Zohoクリエーターで生徒管理(補講管理)を作ってみた。やっぱりZohoクリエーターは素晴らしかった。」)で、顧客ポータルを導入しようとすると、Zohoクリエーターのレポート(レコード一覧)のフィルター処理において、管理者も同様に顧客のフィルター処理され、一覧が見れないというのに戸惑った。

メールアドレス項目名 == zoho.loginuserid

要するに、「顧客ポータル」のユーザーがログインすると、メールアドレスの項目に上記のスクリプトを記載しておくと、顧客ポータルにログインしたユーザーのメールアドレスのみを自動でフィルター処理をしてくれる便利機能である。これは、ログインしたユーザーが、自分以外のレコードしか見れないようにするフィルター機能だが、この設定をすると、管理者(アプリケーション作成者)もフィルター対象となってしまう。

因みに、Zoho CRMには上記のような設定をしなくても、自動的に顧客のメールアドレスのみに自動でフィルター処理がなされる。

管理者であっても、顧客ポータルのユーザーのメールアドレスのフィルター対象となり、全体のレコードがみれない問題があった。

前回はここで止まってしまったが、今回はその続きを記載してみたいと思う。

隠し項目で管理者のメールをレコード内に持ち、「OR」の条件追加する。

今回、上記を解決した方法として、隠し項目(メール)として、管理者のメールアドレスを初期値で全てのレコードに仕込んだ。

2019-05-06_16-59-18

「初期値」と書かれている所に、管理者のメールアドレスを入力しておけば、レコードが作成される度、管理者のレコードが自動で入力されている。それを隠し項目としてhiddenで処理をした。
スクリーンショット 2019-05-06 17.03.44

そのフォームでの処理が終わった後、「OR」でつなげれば管理者はいつでも一覧ページを確認することができる。
スクリーンショット 2019-05-06 17.07.55

レコード内に隠し項目として管理者のメールアドレスを仕込む、それを「OR」で条件を追加させ、管理者はいつでもレコード一覧の確認が可能となった。

Zohoクリエーターの顧客ポータルのまとめ

Zohoクリエーターは顧客ポータルのみでなく、全体的にカスタマイズの応用範囲が広い。そのため、自由に顧客に対して編集などの権限がつけられる反面、機能を追加しようとなると非常に煩雑になりやすい側面がある。そのため、顧客ポータルのメンテナンスにおけるコストは、Zoho CRMより多くかかる傾向にある。